高取山山頂近くの木の根元に咲いて いた。全体に柔らか いのが特徴で、花が咲き始めると茎が伸びてくる。根元からも茎が伸びて所々で地面に根を下ろして繁殖する。ほんのりと紅をさしたように咲く花が愛らしい。

　　出始めたばかりの葉の中央脈に１個の花の蕾をつけていた。雌花だろ う。新鮮な若草色が美しい。若木なのによく花をつけられるものだと感心しながらシャッターを切った。
 
 
 

　　雌雄別株。遠目に見ただけでは判別しにくいが、この写真の場合は周りの雄しべが 長くよく見え、中心の雌しべが短く見えにくいので雄花。明るい春の青空に映えていた。
 

　　花芽をまじかに観察できた。赤っぽい苞に包まれているのが美しい。こ のあと苞はすぐに落ちて１０cmほどのブラシ状の白い花を上向きに開く。高取山の山頂で出会って驚いた。沢筋で見られるものと思い込んでいたので。