稲取温泉「文化公園 雛の館」にて「つるし雛」（雛のつるし飾り）を鑑賞したあと玄関前に満開状態で咲いていた。紅色があざやかで八重咲きかなと感じたが、一重だった。花び らの紅色は外側ほど濃さを増していて立体感があるせいだろう。園芸品種とされているが原木 は河津町の山中に野生していたそうだ。

　　通常「菜の花」と呼んで親しんでいるのはセイヨウ アブラナ。河津川を河口から上流へと土手を散策した。川に面した斜面は一面菜の花の黄色。青空をバックに満開の河津桜は紅色。上を向いたり下を向いたり、人波に押されぶつからないよ うに歩くのが大変だった。

　　伊豆半島東岸を城ケ崎へ南下する道路の崖に葉が群生しているのに気付いた。城ケ崎海岸に下る途中では花を見つけた。花期は５〜１１月なので花が咲いているとは思いもよらなかった。しかも葉をつけていなかったのが不思 議だ。

　　早咲きだろうか一つだけぽつんと咲いていた。春に 群生して咲く花なのでそういう生きいきとし た様子を掲載したかった。それでも花の少ない季節に出会えたのがうれしく感謝しつつシャッターを切った。