書陵部庁舎西横、天守台を眺める位置に屋根の庇に届くほどの樹高でほぼ三角形の樹形 をしていた。昨年は 花の位置が高くて接写できなかったが、今年は手の届く位置で撮影できた。大きな花だが、純白のたたずまいが美しい。この木陰にて一休みさせていただいた。

　　二の丸庭園へつながる小さな水辺に咲いていた。昨 年訪れた時に２、３輪咲いているのに気づき、初めて出会う花だと感動した。今年は花の盛りに遭遇できた。「テレビで見たばかりで、実物を見たいなあと思っていました」と、仲間も喜んでくれた。

　　よく似たツルアジサイの装飾花の萼片が3〜4枚なのに対してイワガラミは写真のように1枚なので識別できる。丹沢・塔ノ岳から 丹沢山への尾根ではツルアジサによく出会い、イワガラミも観察したいと願っているが実現していない。

　　イヌビワは三浦半島で観察しているが、ホソバイヌ ビワは葉が細長い変種で、個体数は少ないようだ。この花嚢を摘んでみたらふかふかしていたので雄株だろう。雌株はないかとあたりを見回してみたが見つからなかった。イヌビワの実はおいしいので、ホソバイヌビワの実も味わいたいと思ってしまった次第。