左写真の濃い紅紫色から薄紫色まで変化に富んだ花の色に出会えた。坂戸山はカタクリの名山として知られているが、イカリソウも素晴らしい山だと推奨 したい。

　　城坂コースに入ってすぐの草原に咲いていた。写真 のように花束状に群生しているのに出会ったのは初めて。このように花が盛りなのは１週間ほどにすぎないそうなので、観察できた幸運に感動した。

　　白い木の花が美しく、今回はアオダモやウワミズザクラ、オオカメノキとともに新緑の季節を彩っているのが強く印 象に残った。山頂近くでは目線の位置で観察できた。御坂山系の本社ヶ丸で６年ほど前に初めて出会ったが、急崖に咲いていていたので撮影できず、がっかりし たことを思い出した。

　　キランソウにしては色が淡いのでニシキゴロモかな と思ったが、ファインダーから覗いていて全体に毛深いなと感じていた。調べたら、花冠が淡紅色の品種はモモイロキランソウと呼ばれていることが分かった。初めての出会いに花も頬を染めていた。