モジズリはネジバナの別名。本種もらせん状にねじれて小さな花をつける。梓川沿いでたった１本のみの出会いだった。４年前に八ヶ岳でも観察したが、咲き終 わりだった。チドリが舞っているような花の盛りに感謝し、懸命にシャッターを切った。

　　花は地味で下向きにぶら下がって 咲くので撮影し難い。実は赤く熟し て美しく、絵になる。こんなに多くの実をつけているのに出会ったの初めて。夕暮れ近くのことで、歩き疲れた体に暖かい灯をともしてくれた。

　　三浦半島ではハ ナウドに５月〜６月頃よく出会う。昨年７月末には赤石岳にてホソバハナウドが観察できて感動した。横尾山荘近くにこの花が咲いていた。白い花が傘形に集まって咲きその様子はよく似ている。オオハナウドは縁にある花の 外側に向く花びらが大きいことで見分けられる。

　　小梨平の湿地に咲いていた。久しぶりに観察できて懐かしいなと感じたが、今回は横尾 谷でも出会えた。日本固有種で、学名にあるように「キクブキ」の別名をもっている。