ブレバン展望台で山岳風景を楽しんでいて、ふと眼下の柵の外を眺めると、急斜面に群生していた。丈 は短く１０〜１５ｃｍほど。モンブランの白色とは対照的な色彩で両方を一緒にカメラに収められなかったのが残念。今回の花紀行ではこんなに鮮やかなタカネ シオガマの仲間に出会えたのはここだけだった。

　　ミシマサイコ属だが、かつて礼文 島にて観察したレブンサイコに似て いるなと直感したので表記名とした。ブレバン展望台を出発して１時間ほど、岩稜急斜面の草地に咲いていた。花は黒味を帯びているのでもうすぐ種になるのだ ろう。ここだけで見られた花。

　　プランプラ駅のある広々とした草原で明るい陽射しを浴びていた。日本でもよく見られるシロツメクサに似ている。花の下部がピンク色をしていたのが珍しい。貴重な体験に感謝している。