利尻島で見たことのあるボタンキンバイに、鮮やかな黄金色も、玉咲きの様子も、似て いるなと感じた。この花が群生していたアイガーグレッチャーのお花畑は黄色の花が多く、感動の出会いだった。

　　キク科シオン属とされているが、 背丈が低く、花序も枝分かれしていないので、個人的な印象としてはアズマギクに似ていると感じた。陽射しが強くて舌状花の 色が褪せて写っているのが残念。ここではハンニチバナも観察できたのが印象に残っている。

　　アイガーやメンヒの名峰の雄大な眺めを楽しむ一方で、このような５ｃｍほどの小花との出会いも本当にうれしい。利尻島にも咲いていたことを思い出しながら這いつくばるようにして撮影した。