2012年8月2日
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カキラン Epipactis
thunbergii 柿蘭 ラン科 箱根外輪山で7月半ばに蕾をつけ
た株に出会ったことがある。開花したものが見たくて2年後に再訪したが、見つけられなかった。東赤石山ではカキランや四国特有の花が観察で
きるとのことだったので、今回の山行を計画する際、リーダーにこの山をぜひ加え
てくださいとお願いした。霧雨の山道に
咲いてくれていて、5年越しの思いがかなった。
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シラヒゲソウ
Parnassia foliosa var. nummularia 白鬚草 ユキノシタ科 東赤石山への急登路で薄緑色の蕾が見られたが、ウメバチソウかなと
思って登っていた。緩斜面になりほっとして緑の草地を見ると、1個体だけだが開花しはじめの株に気付いた。白色の花弁のへりが糸状に分かれて
いるのを「ひげ」に見立てての命名のようだが、「ようこそ東赤石山へ」と出会いを全身で喜んでくれているように
感じた。
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クロヅル Tripterygium
regelii
黒蔓 ニシキギ科 果実の翼の鮮やかな赤色に驚いた。石鎚山では白い花だけのものだった。しかも岩壁を覆いつくさんばかりの勢いで枝を広げていた。花の白と翼の赤
とのコントラストに見とれ撮影するのをしばし忘れてしまうほどだった。
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オトメシャジン
Adenophora
triphylla var. puellaris 乙女沙参 キキョウ科 雨模様 の沢沿いの山道を大汗をかいて登っていて、初めて花らしい 花に出会えたので印象に残っている。東赤石山固有種のひとつとのことで感 謝を込めて撮影した。数株だけ残っていてくれたのは、花を求めて 歩くのを応援してくれてのことだったのだろうか。 |