絶滅危惧種。形が面白く奥多摩地方ではキンタマソ ウとも呼ばれる。山野草ブームにより盗掘されてしまい自生のものはほとんどなくなった。厳しく守り育てられているものだが、園芸種として売られている鉢植 えのものよりずっと生きがよくうれしそうだ。
 
 
 

　　５、６年ほど前、知人が櫛形山へ前年には観察でき たというキバナノアツモリソウを見に行ったら、盗掘にあったのか絶滅状態だったという。先日、花登山を見ていただいている方から6月末に北岳で出会ったと いう情報をいただいた。うれしい便りだ。
 
 
 

　　別名一葉千鳥。３年前に初めて出会い、毎年観察し ている。今年は思いがけないところに自生しているのを発見。三ツ峠山を訪れる楽しみが増えた。
 
 
 
 
 

　　大型の白い花が群生しているのは圧巻。白無垢をま とった花嫁の雰囲気をただよわせている。花弁につつまれた黄色の雄しべが美しい。中央の３本の雌しべはバナナのような形をしている。蕾、開きかけ、満開の ３様が同時に観察できた。