棒道を歩き始めてすぐに出会った。カワラナデシコ だと思ったが、翌日、美の森山の売店に展示されていた本で見たらエゾカワラナデシコとされていた。エゾカワラナデシコはカワラナデシコの山地型で、両者は 苞の違いで区別するらしい。今後は注意して観察したい。
 
 

　　緑の草地から茎を伸ばして色鮮やかに花開いてい た。野生種が子どものころには普通に見られたが、花登山では初めて。レッドリスト(環境庁、1997年)において絶滅危惧II類(絶滅の危険が増大してい る種)に分類されているくらいで、野生で会える機会は少なくなっているので感動した。
 
 

　　八ヶ岳牧場を通り、小高い展望台に登ったハイキン グ路で群生に出会えた。花の色は高山のものに比べ淡い。道の両側に次々と現れてくれた。麝香の香りを仲間と確かめ、楽しませてもらった。葉を揉まないと香 は出ないらしい。
 
 
 
 

　　棒道の松林に生えていた。白い卵の殻を破って出て きたばかり。これから傘を開くところ。５、６本採取して夕食時にバーベキューにしていただいた。猛毒のものが多いテングタケ科に属しているので同定には注 意が必要。また、高熱処理をしないで半生で食べると中毒するので要注意。